医局の方針

消化器内科とは?
消化管(食道、胃、小腸、大腸)、肝臓、脾臓、胆道、膵臓など多くの臓器を対象にしています。
また一般内科で経験する症候の約30%が消化器症状に関連しており、内科診断学の基本となる多くの症候を経験できます。
色々な技術を身につけることができます
- 腹部超音波・胃カメラ・大腸カメラ・消化管造影・内視鏡的止血術・胃瘻造設・イレウス管挿入・ERCP・EVL・EMR・肝生検・PTGBD
- EUS・EUS-FNA・ESD・RFA・EIS・TAE・TACE
- 内視鏡的ネクロセクトミー・B-RTO
大学病院の良いところ
- 重症患者や希少な疾患を学ぶことができます
- 多くの症例を経験できます
- 先進医療を経験することができます
- 学位が取得できます
- 基礎研究が充実しています
- 専門医の取得ができます
- 各科との連携が取れます
- 多くの仲間がいます
入局とは?
正式には学校法人昭和大学に就職し、内科学講座消化器内科学部門に配属することをいいます。したがって通常の就職手続きを大学で行なっていただきます。
大学院の場合は昭和大学大学院に入学し、内科専行という形になります。
ポジションは?
内科専攻医となり、基本的に助教(医科)となります。
昭和大学病院内科研修プログラムのもとで消化器内科を中心に3年間の研修を行います。
大学院への入学も内科研修と並行して可能です。
給与は?
基本給、当直費、学外研修が総収入となります。もちろん経験を経るごとに収入も増えます。
産休・育休には柔軟に対応をしております。その後のキャリアは心配無用です。
病棟業務
- 主治医制+班体制
- 5名前後の受け持ち患者
- 病棟班 3~4班
- 1日1回、班の患者のまとめ
- 出来るだけ多くの疾患に触れて、消化器内科医としての知識や技術の習得をします。
- 外勤で不在の際のバックアップをします。
外来業務
診療科長補佐(医局長)からのメッセージ
みなさんこんにちは。医師となりどの専門分野を専攻するか悩んでいる方もたくさんおられると思います。私たちの教室では将来、どこで勤務をしても困らない診断能力・技術を身につけることができる研修をおこなっており、その上で消化器内科の各専門分野における臨床・研究にも力を入れております。
大学病院にて専門分野を追求したい先生だけではなく、generalな内科医を目指している先生にとっても一番の近道となる研修を受けることができると考えております。
消化器内科は外来患者数・救急患者数もトップクラスであり、指導医のもと数多くの患者さんを診察することにより、何ものにも代え難い経験を積むことができます。
また、多くの患者さんが来院されることで検査件数も多く、内視鏡や腹部エコーなどの検査を多数経験することとなります。
大学病院にて現在のstandardな正しい検査法を身につけることは先生方にとって将来の大きな財産となります。
入局後は内科専門医制度のもと、専攻医として臨床研修プログラムに沿いながら、消化器全領域の基本的技術を学びます。その後は膵胆道班・肝臓班・消化管班に分かれて、大学病院ならではの各専門分野を追求していくことができます。医局内には各分野に指導医が揃っております。
また学会発表・論文作成などの学術活動にも力を入れており、指導医のもと積極的におこなっていただきます。発表の機会は医師としての幅を広げるものと考えております。
希望があれば臨床業務と並行して大学院に入学することもできるため、当科にて臨床研究を学ぶことが可能なだけではなく、生理系・病理系・社会医学系の教室で基礎研究を学びたい際には希望に沿うこともできます。
多くの患者さんと触れ合い、専門分野を持ちつつgeneralな消化器内科医となる指導体制は整っております。ぜひ、興味をもたれた方は見学にいらしてください。連絡をお待ちしております。
指導医からのメッセージ
まず初めに、これから消化器内科を考えている医学生、初期研修医、後期研修医の皆さんに質問です。消化器内科の良いところって何だと思いますか?
私が消化器内科を選んだ理由は、患者が多いこと、そして守備範囲が広いことです。医師という仕事を選んだからには、多くの患者と向き合い、手助けしたいと考えていると思います。消化器内科は、外来患者と入院患者ともに最も多い科の一つです。そして、消化管、肝胆膵と多臓器を扱う学問であり、消化管出血、急性膵炎や胆管炎などの腹部救急を扱う急性期、慢性肝炎や肝硬変、炎症性腸疾患、慢性膵炎など長期にわたり患者と向き合っていく慢性疾患、そして胃がん、大腸がん、膵がんなどの悪性腫瘍と多岐に渡る診療を学ぶことが出来ます。また、内科であるからには、知識を身につけることはもちろんですが、消化器内科では、内視鏡治療や経皮的ドレナージ、肝がんに対するRFAやTACEといったIVRなど、多様な手技を身につけることが出来ます。
私たちの教室では、初期研修の終了後、4年間を一つの区切りとして、消化器全般を学び、一通りの基本手技を学びながら、大学病院ならではの専門的な知識、手技を身につけて頂きたいと考えています。1年目で腹部超音波、胃カメラ、大腸カメラ、肝生検などの検査手技を学び、2年目でポリペクトミー、ERCP、PTGBDなどの治療手技を学んで頂きます。3年目以降は、希望する専門領域を選択し、ESDや超音波内視鏡、RFA、血管造影などのアドバンストテクニックを学び、学外研修や腫瘍内科への出向、希望があれば、消化器外科や病理診断を学ぶことも可能です。
それでは、大学病院で学ぶことの良いところは何だと思いますか?
一番は、ともに学び仕事をする仲間に多く出会えることです。同期だけでなく、先輩や後輩、そして他の科の先生達やスタッフなど、多くの仲間に出会うことが出来ます。また、大学の枠を超えて、他の施設の先生との交流も盛んです。ここで得た仲間は医師人生で一番の宝物になると思います。また、大学病院ならではの専門的な疾患や重症患者の治療に多く携わることが出来ます。そして、学位の取得を目指す先生には、大学院に通いながら研修することが出来ます。一定期間、臨床から離れて基礎研究に従事する時間を過ごすことも可能です。また、将来的に希望者には海外留学、国内留学も勧めています。
興味がある方は、是非一度私たちの教室に見学に来て下さい。近い将来、皆さんと一緒に楽しく仕事が出来る日を夢見ています。
研修プログラム
- 後期研修(専攻医)は、3~5年目までの3年間です。(途中入局についても相談してください)
- 消化器内科医としての基本手技(EGD・CS・US・MDL・肝生検・PTGBD・PTCD・ERCP・EUS・RFA)を一人でできるようにします。
- まずは消化器内科全般について学び、全領域の基本的技術を身につけ、将来どこで勤務をしても困らない診断能力・技術を身につけます。
- その後、各専門分野に分かれて臨床・研究を極めることを目指します。
おもな国内留学先
- 愛知県がんセンター中央病院
- 国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科
- 国立がん研究センター中央病院 内視鏡科 消化管内視鏡
- 東京大学医科学研究所先端医療研究センター 先端ゲノム医学分野
大学院について
- 検査・病棟業務など、臨床と並行しながら大学院に通うことが可能です。
- 授業は平日の夜、土曜の昼に行われています。
- 入局後、最短で3年で日本内科学会内科専門医、5年で学位の取得ができます。
- しっかりと基礎研究を学びたい場合は検査や病棟から外れて、基礎の教室へ行くことも可能です。
医局の週間スケジュール

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消化器センターカンファレンス

- 肝胆膵カンファレンス
Angioカンファレンス

- キャンサーボード
膵・胆道疾患カンファレンス

- 抄読会、教授回診、Case カンファレンス、
医局会、内視鏡カンファレンス、肝疾患カンファレンス
年間の医局行事

- 医局お花見

- 領域別消化器センターカンファレンス

- 新入職員歓迎会、医局旅行

- 医局忘年会

- 仕事始め
当科では、入局を検討されている医師はもちろんのこと、研修医や学生の皆様の見学、
研修を随時受け入れております。お気軽にお問い合わせください。
- 電話でのお問い合わせ
- 03-3784-8535(医局)
- メールでのお問い合わせ
- dai2naika@med.showa-u.ac.jp